2006年 10月 11日
『嫌われ松子の一生』 |
先日、『嫌われ松子の一生』という映画を観に行きました。
主演の中谷美紀サンの映画に関するインタビューの記事をちらっと見ただけだったんで、
あらすじはなんとなくわかってたものの
原作があることとか監督が「下妻物語」で話題になった人だとか
そんな映画の背景は何も知らないまま。
↑帰ってから知った・・・観る前に調べて行きゃいいのにねェ(--;)
そういうのもわかってると、
映画をそのストーリーだけでなくもっと色んな角度から楽しめるのにねェ^^;
ストーリーとしては、
教師をクビになり、家を飛び出し、何人もの男性と関わるものの報われず、な
1人の女性の波乱万丈な人生を描いたもの。
ワタシはストーリーそのものにはそんなに感動しなかった。
こういう人生転落物語系のお話はあまり好みじゃないので・・・^^;
最後の最後まで人生を諦めない、何度も立ち上がろうとする主人公の姿勢に
訴えるものがあるんだろうとワタシなりに解釈はしたけど。
でも、不幸で暗くなりがちな題材を
鮮やかな映像と音楽で明るいものにアレンジしているところ、
(コレがいわゆるミュージカル映画ってやつ???)
所々に出てくる、その時代を知ってるとちょっと笑えるシーン、
(ワタシは片平なぎさサンが何度も
劇中のテレビドラマで犯人を追い詰めるシーンをやってたのがかなりツボだったよ~!)
映画って、ストーリーだけが「作品」を作る要素じゃないんだね~!
ということに改めて気付かされて感心した。
エンターテイメント作品としては、かなり面白かった。
原作は、ワタシは読んだことはないけれど、とってもと~っても暗いお話らしい。
(映画でもストーリー自体はかなり暗いんだけど)
ワタシは今まで、
原作にどれだけ忠実かとか、キャストが自分のイメージに合うかとか、
ストーリーの展開の仕方がうまいかとか、
そういう観点からばかり映画を観ていたように思うんだけど、
こういうふうに原作のストーリーだけをベースにして
原作とはカナリ違う(と思われる)新しい世界を作ることができるんだなぁ。
そういうのも映画の楽しみ方のひとつなんだなぁ( ̄ー ̄)
ちょっと映画の観方が変わりそうです。
これからは、
原作を含めて、その映画のいろんな背景についてちょこっと情報収集してから
映画を観に行ってみようっと(^ー^)
by kino_in_hk2004
| 2006-10-11 20:16
| 映画・ドラマ・本など