2006年 05月 21日
『白夜行』 |
オット不在の日が続きいつもに増してヒマヒマだったワタシ、
久々にドラマが見たくなったんで、話題になったらしい『白夜行』を見ました( ̄m ̄*)
実はあんまりスキじゃない俳優さんが出てたんで
見てみたいとは思いつつ見てなかったんだけど、原作を読んだら興味が湧いたんで^^;
このドラマ、
自分の父親を殺してしまった男の子と
その罪を隠すために自分の母親を殺してしまった女の子の
行く末を描いたストーリーなんだけど、
かなり面白かった~!!(≧m≦)のだよぅ☆
ま、ストーリーとしては
人をカンタンに傷つけたり殺したりしすぎなとこはあるケドね…(--;)
ワタシはこの原作を前回一時帰国したときに買って来て読んだんだけど、
そのとき面白いなと思ったのは
この小説が全て主人公2人を取り巻く人々からの視点で構成されていて、
主人公2人の心情は全く描かれていないこと。
だから主人公2人がどのように出会ってどんなことがあって、
どういうふうに罪を犯してきたのかは
全て刑事さんや周りの人々の推測という形でしかないんです。
だから主人公の2人はすごく冷徹な感じがしたんだよね。
しかし一変して、ドラマ版では主人公2人の語りが中心。
主人公2人がどんな気持ちでいたのか、
罪を犯すことになったのにはどんな過程があったのか、
その苦しみや哀しみもわかるようになってるんです。
原作では冷徹で淡々と罪を犯しているように思えた場面も、
実は苦悩があったり迷いがあったり…
ほぼ同じストーリーなのに、全く違った視点から楽しめるようになってます。
ワタシの場合、原作を読んでからドラマ版を見ると
自分の中で作中の登場人物に対するイメージが出来上がってるせいか
つまらなく感じてしまうことが多いんだけど、
コレは原作を読んでいるからこそできる楽しみ方のあるドラマでした。
こんなふうな楽しみ方でドラマを見たのは初めてだったんで
すんごい惹きこまれちゃった( ̄▽ ̄)
ちなみにラストに近づくにつれて原作とは少し違うストーリー展開になってますが、
(基本的な終わり方は同じなんだけど)
ワタシは原作の終わり方のほうが余計な後日談(?)がなくて
先を想像できるからスキかな(^ー^)
by kino_in_hk2004
| 2006-05-21 23:53
| 映画・ドラマ・本など